ヒーロー誕生

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ジープ救出ツアー

輸送車が止まった場所は両側が根曲がり竹の密生地 オロフレ街道は、未舗装で春先は降雪の影響で、側溝が崩れ道路が寸断、補修工事で『峠開き』が予定通りに開通出来ないことが度々。 輸送車が止まったのはオロフレ街道の峠寄りで、左側を見下ろすと30メートル位の岩場で、その下に根曲り竹の密生地が続く。右は、下の景色と変わらないのだろうが、生育がいいのか2-3メートルの竹林だ。2台の車から降りた7人の内、一人を除いて6人は不審な顔で突っ立ている。 「千治さん、道を間違えたのか?~」と、岩井さんがきく。 「うーん、ここですよ」と言いながら、腰の鉈をを抜いて歩き出した。 軍人の2人と手伝いの2人は無口で後ろに続く。祖父は、右に左に鉈を振りながらすずむ
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記者発表の打ち合わせ

マイクで車いすでリハビリ 廊下の端から、白衣ではない男性が近づいてきて、 「クリードさんですか?あっ、マイクさんに戻ったのでしたね、私は総務部の佐々木と言います」と、、名乗り右手を出してきた。 マイクも右手を出し 「マイク・サタケと言います、お世話になっています」と、挨拶をした。 「院長から聞いて、記者発表会の打ち合わせに来ましたが、お時間はありますか?」と、聞く「私は、寝るか、食べるのが仕事ですから、いつでも暇です」と、冗談で答えるマイク 「では、お部屋でお話を聞かせてください、やはり日本が上手ですね」と、言いながら病室に入った。 ソフアーとテーブルを備えられているが、車いすなのでテーブルだけベットの脇に移動。
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柏木院長が即興の脚本家デビュー!

柏木院長の即興のストリートが完成 ≪オロフレ峠のカーブで崩落事故!瀕死の軍人地元住民と遭遇、山深い山小屋に収容、裂傷の治療はできたが、左足が骨折しているため動かせず、3日目に住民1人でカルルス温泉に、救助要請に来て事故と怪我人の事が明らかに。住民とアイヌ族の若者たちの救出作業に協力し、病院に収容したが所属や氏名の記憶喪失で加療中だった≫と、こんな具合でどうですか? 「お見事ですね、落ち着いたらお礼方々お伺いいたします。有難うございます、大尉に代わります」院長もマイクに受話器を渡した。 「マイク、ギブスを外すころまでお世話になるか、院長のストーリーを、公式に記録としたいが、前に話した谷沢さんと打合せ、略式メモで明日K軍曹に渡してくれ」
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現地の心情を大事にしたい!

特別室はホテル仕様だ 何か変なにおいがするので、目が覚め健太がキョロキョロしていると 「あら、付添いさんのお目覚めよ~」と、声がして松浦さんが立っていた。消毒の匂いや、病院独特の匂いだ。健太が、びっくりして飛び上がったが、ベットの上なのでひっくり返り、顔だけ向けて 「おはようございます」と、言いながらベットから降りた。松浦さんが、笑いながら 「おはようございます」と、あいさつ。 「ゆうべは大変だったわね、患者さんはとっくに起きていますよ、朝食は、どうしますか?」と、聞く声にマイクが 「健太君、ここで一緒に食べようか?」と、ベッドのサイドテーブル指さした。 「はいっ、お願いします」 「はいわかりました」と、松浦さんが出て行った。
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深夜の国立病院隠密入院

マイクは米国の外交官として入院 名前もクリードに マイクの移動ベットと医師・看護婦は7名も動いているが、一言も話さず整形外科の治療室に飛び込んだ。まさに飛び込むような急ぎ方だ。和田先生も整形外科のスタッフもホッとした面持ちで、 「誰にも会わなくて良かったなあー」と、和田先生が声を出してた。 「とりあえず、この患者さんはアメリカの外交官で、自動車事故で頭部打撲傷記憶喪失と言うことになっている」と、和田先生がマイクを紹介した。 「ここにいることは、しばらく公表できない事情があるので、入院患者や病院スタッフにも、他言しないで治療してください