松浦さんのファインプレー

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マツウラさんの特技発揮

難敵のオペレーターを説き伏せた

松浦さんは、
「みなさま出しゃばって申し訳ありません」と、頭を下げた。
みんなは、唖然とした顔で松浦さんを眺めていたが、先生は
「君に、このような特技が有ったとは~宝の持ち腐れだな」と、感心していた。

「あまりしゃべる機会はありませんが、中学から高校でも近所のアメリカ人のお家族と親しく、奥さんのスクールで学んでいたので、しゃべるのは何とかなります」と、少し照れた。

マイクは驚いた顔で、松浦さんを見ながら
「ありがとうございます、あの交換手を、ねじ伏せるなんてすご技ですね~」と、感心していた。5分もしないうちにベルが鳴ったので、今度は先生が受話器をとって、松浦さんに渡した。松浦さんは、相手の話しぶりで
「ジェームスさんですか?」と聞き、先方の周りに誰かいますかと聞いたようだ。
そこは、本部の監査の部屋らしく、ジェームスさんと監査の2人しかいないことを確認して、マイクに受話器を渡した。

(あんず咲く)

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ジェームスは、マイクが名乗らないので、まだ誰からの電話か知らずに話し始めたらしいが、マイクと分かって相当ショックだったようで、マイクが懸命に説明している。ジェームスは、上から目線のような高飛車に出ているようだ
「なんですぐ帰ってこない、行方不明者の名簿に入って、本部に報告するかどうか検討に入ったところだ」と、言ううので、マイクは、
「今は行方不明扱いにして置いてください、今回の実行犯を拘束して裏付けをとってから公開してください」と頼んだ。

国立病院で治療に説得

民間人の好意と信頼が大事

説得して、札幌に戻らず登別で治療を続けることになった。マイクに同行していた部下たちの報告では、転落した地域はヒグマの生息地で、冬眠前のこの時期遭遇したら生きて帰れないと言ったらしい。マイクは、自分は日本人の少年とその家族に救われ、信頼できる住民と医療スタッフの世話で骨折・打撲・負傷部位の治療中であること。

僻地の診療所なので大病院に移動して、レントゲンやギブスなどの本格的に治療する必要があるので、移動する車両と人員の派遣で電話したこと。ジェームスはそれならすぐ戻り、札幌の大学病院で治療した方が早いだろうと、中々承諾しない。

マイクは、こっちにも国立病院の院長と、整形外科部長に話が付いたので、この関係を壊したくないので、治療の継続を依願していた

「私の生存情報を流せば、反抗分子の動きをチェックし易いのではないでしょうか」と、提案していた。ジェームスとしばらく話をしていたが、ほぼマイクの話が受け入れられ、職務違反した反抗分子が再度カルルスに捜索に行くように仕向け、証拠を集めることになった。

証拠の事故車両は、原生林に保管してるので、退院の前に輸送する必要があること。取りあえず、今晩マイクの信頼できる部下に輸送車か大型の乗用車で、カルルス温泉に派遣して欲しい、連絡はこの番号を伝えて下さい。

30分くらいして、上級下士のKから電話が入り、無事を喜んでくれたが、マイクの事故で自分が次のリーダーにになると思っている下士官がいて、眼ぼしが付いたようだ。今晩の合流場所を確認し、電話をきった。

救援車のKが苫小牧付近で尾行られる

逆の鵡川の方に向かわせる

夕方、まだかなり明るい時間だが、Kからまた電話が入った。少し慌てているようだ、車の通るよな雑音がはいり、誰かに付けられているが、脇道に入って様子を見てるようだ。登別とは反対の日高方面に曲がったが、一緒に付いて来ている。国道から少し入って用を足すふりして、公衆電話を探してやっとかけたという。

相手は、部隊のの車両ではなくシボレーに似たのと、日本車のセダンらしい。マイクは診療所のみんなに相談して、道内の地図で検討し浜厚真か鵡川まで走り、部隊に戻るようなコースをとることを指示した。その不審車の後ろに、別の車が付いているかもしれないが、無線は使わずに何処かで巻いて時間を気にせず、向かってくれと、指示する。

車は、セダンなのでスピードを挙げれば、離せるのですが怪しまれるので、40マイルくらいで走っています。
「無理をしないで余裕が出たところで、電話を頼む」と、言って切った。
健太たちも、マイクの電話を聞きながら切迫した状態が手に取るように伝わった。祖父は、午後から温泉に戻り、桧原家や好意で協力している旅館に挨拶し、今回の事故なのか事件なのか分からないが、長引いていることを報告した。

被害者はアメリカ陸軍の将校だが、公にできない事情があるようで、捜索隊は部下で不満分子らしい。不穏な連中が、上官の将校の車に細工して車ごと峠から落としたようだ。そんな連中が捜索隊をなので、関わらない方が良いようにと伝えた。

桧原さんは、元警察の中間幹部なので
「何か俺たちに、出来ることはないか?」と、今にも一緒にだ掛けそうな感じだが
「あまり表だって動くのも善し悪しだから、夜の力仕事をコタンの若い連中に頼んだよ!」「あぁ~そうか鉱山も閉鎖して、仕事がないだろうからそれも良いな」と、納得。
その足で、白老のコタンに回りもう一晩救援を頼んだ。

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