健太と祖父への感謝パーティー


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マイクの用意周到さに驚愕

岩井屋の御主人はノーコメント

マイクと岩井屋旅館の、ご主人が玄関前で
「それでは、皆さんご案内します」と、声を掛けた。

今度は、食堂ではなくフローリングの談話室を片づけ、20人は座れる食堂に生まれ変わって居た。マイクがどんな交渉をしたのか、祖父も養父も驚いた顔で
「マイク、パーティーでもやるのか?」と聞いたが、マイクはニコッとして
「皆さん、ネームのテーブルにお座りください」と、言いながら、仲居さんに手を挙げた。和田先生が
「マイク、日本語が上手くなったね~」と、ほめるとマイクが
「カルルスの和田整形外科病院で、一か月間仕込まれましたからね~」と、やり返した。

「いま大尉と大佐がきますので、少しお待ちください」と、言って自分も座った。足音を聞くと、軍人3名は立ち上がり、大尉の車を運転して来たマーチン少尉が、
「敬礼ッ」と、2人の上官に敬礼し、マイクとケリーも挙手の敬礼をした。
ジェームス大尉が少し慌てて
「今日は、略式で日本の皆さんと一緒だから、格式ばったことは省こうよ」と、言って、丹前の袖を摘まみあげた。
マイクが、続けて通訳してみんなに伝え、みんなもニコニコ笑いながら、歓迎している。

(杏の花)

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ドテラの外人とファミリーパティー

祖父と健太の表彰式

6人の軍人が居るわけだが、全員が綿入れのドテラを着ているので、温泉客と同じだ。
(実際は、ドテラが短くて案山子の様な格好だが~)

マイクが司会役で
「今日は、上官をお招きしたのは、私の事故で救助活動に活躍した皆さんへ、感謝の意味もありまして最初にウエル大佐に一言お願いします、通訳は私より千治さんの方が適任ですが、今日はお客さんなので、通訳は私がやります、では、ウエル大佐 お願いします」と。軽く会釈した。

大佐が立ち上がって
「2メートルの私が立って話すと、失礼な雰囲気になるで座って話ていいですか?」と、周りをみた
千尋さんが
「プリーズ ティーク シート」
「センキュウ 今回の事故で 私が一報を聞いたとき、マイクは怪我をしてもすぐ見付かるだろうと、深刻に考えていなかったのです」と、ゆっくり話し始めた。(マイクが通訳し易いように短くしているようだ)

「捜索が行き詰まったとき戦場でもない山で、見つからないとは信じられなかったのです」「捜索に出した隊員の報告だと、運転していたマイクと転落したジープが消えてしまったという報告で、さらに困惑しました」

「時間が経過して、隣のジェームス大尉から内密の情報として、和田先生の別荘に匿われて治療中の報告がありました」
「今度は軍を率いる一人として、身内の不祥事が日本国との外交問題になるのかと、新たの心配が発生しました」

「よく聞くと、小学生の少年が1人で背負い、薮の中を這って運んだ話は、まるで映画の世界かと思いました」
「その当時、ここにおられる皆さんが協力して、証拠隠滅やけが人の搬送など、訓練された兵隊以上の綿密な作戦でマイクを生還さしてくれました」
「私の危惧など些細なことでした、皆さんの人間愛に徹した救助活動が、東京にも穏便な形で報告出来ました」

健太と祖父にメダルの贈呈

副賞は一年間のアメリカ旅行

大佐が、車を運転して来たマーチン少尉に顔を向けると、大きな包みを持って大佐の脇に進んだ。

マイクが、
「千治さん、健太くんお立ち下さい」と、言うので2人は立ち上った。

「大佐の傍にお寄りください」と、マイクも傍に来た

大佐が,包みをほどき箱の中から、ピカピカのメダルを取り出し、健太の首に掛けてくれた。祖父の千治にも同じようにかけてくれた。
さらに少し大きめの封筒を渡してくれた。マイクが
「このメダルは、軍が民間の方に贈る勲章です。また封筒の中身は、一年間のアメリカへの招待状です、勿論、飛行機代ホテル代などの経費を全部含みます」と、笑顔で紹介。
大佐が
「千治さん、健太くん有難う!」と、右手を出して握手を求めた。
「サンキュー ベリー マッチ」と、祖父が礼を言いながら握手した。
「有難うございました」と、健太は深く頭を下げたが、ウエルは右手を出しているので、一歩前に出て握手した。皆が大きな拍手で讃えてくれた。

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