健太の留学

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健太の留学ジープで2時間

国内の外国へ「君が代」演奏でお迎えケリーの運転するジープは、千歳のアメリカ陸軍の駐屯基地についた。キャンプの中が、何かイベントが有るらしく大勢の人が、並んでいる。楽器を持った子もいて楽しそうな雰囲気だ。助手席に席を移していたマイクが、ジープが止まると同時にホロのドアを開け、さっと降りて「健太くんも、一緒に降りてください」と、健太に声を掛ける。 マイクと一緒に、受付の衛兵の前で軽く会釈をした。マイクが、書類を提示し何か話しかけている。衛兵が、緊張した顔で「イエッサー」と敬礼し、マイクも軽く挙手の礼をする。「健太くん、ここから少し歩いて入りましょう」と、マイクが姿勢を正し、ケリーに手をあげると、ケリーが一人もジープが静かに動き出した。
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お迎えはケリーが運転

ケリーが運転 「どうしたの?お父さん」と、健太が心配顔の養父に声を掛けた。 「いや~マイクが運転してくると言うから、気になったのだが~」 「大丈夫でしょう、長い間乗っているんだし、自信が出たのじゃないですか?」と、養母。 「この間も、すこし足を引きずるような感じが有ったので、ちょっと心配したのさ」 「あなた、何をブツブツこぼしているの、ジープは乗用車より簡単だと言っていたわよ」 「そうじゃなくて、関節が完全に良くなったのか気になるんだ」と、養父は骨折の事が気になるようだ「自信なければ、K曹長を連れてくるかもよ!」と、養母の方が楽観的だ。 「それより、健太の持ってゆくものをもう一度点検して、不足分を足さなきゃな」と、切替た
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カルルス分校の卒業式

健太の卒業式 小学校の卒業式には、養父と養母が参列し他の父兄よりも泣いたようで、目を赤くしながらハンカチを握りしめている。2人の娘が卒業している筈なのに、今日は違うらしい~6歳で養子になり、7年以上も一緒に生活して、将来は桧原の家を継ぐ話も、双方の家族が認識していた。そんな時にマイクの事故で、大きな方向転換を強いられた!
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健太は冬の季節が好きだ

カルルスを離れる寂しさ 健太は、四季のうちで冬の時期が一番好きだ、今年は春からいろんな事があり米国に留学することも決まった。先日は、千歳からウエルさんやジェームスさんがマイクを助けた功労者として、表彰に来てくれた。今年の冬は、アメリカのマイクの家で迎えそうだ。 12歳の健太としても、短期間に遭遇した出来事は、この後の人生に大きな変化になる予感がする。柔道の稽古が終わるとスキーを持ち出して、手入れをしては滑りを楽しんで居る。父が遺した大人用のスキーは物置にしまっていて、手入れをし滑らずワックスを掛けてそっと壁に立てかけてある。今は、祖父が最近買ってくれたので、父のお下がりは終戦直後のスキーで重くて滑りにくいのが本音だった~道南の山間は雪が多い
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豪華な景品付き宴会

セレモニーも終わり マイクはお腹を擦り 「お腹が空いてきたので、お食事を始めます。ジェームス大尉の挨拶は、食事の途中でお願いします」と、ジェームス大尉も 「その方が、みんなの幸せになると思うので、進めてください」と、言って笑った。マイクが 「和田先生と桧原さんには、別のプレゼントを用意しています。