豪華な景品付き宴会

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セレモニーも終わり

マイクはお腹を擦り

「お腹が空いてきたので、お食事を始めます。ジェームス大尉の挨拶は、食事の途中でお願いします」と、言うと、ジェームス大尉も
「その方が、みんなの幸せになると思うので、進めてください」と、言って笑った。マイクが
「和田先生と桧原さんには、別のプレゼントを用意していますからお楽しみに!」と、続けて、マイクが
「和田先生、日本式の乾杯の音頭をお願いします」と、和田先生を指名した。
待機していた仲居さんが、ビールやジュースを注ぎはじめた。千尋さんも成美さんも、小百合ちゃんもジュースで当然健太もジュースだ。

和田先生がおもむろにコップを持ち、
「マイクさんの回復と、健太くんの留学を祝して乾杯!」と、コップを上げた。
みんなが、コップに口を付け拍手が続いた。ようやく遅いランチが始まった。

岩井くんのお父さんが、板前さんと顔を出し
「今日は岩井をご利用いただき有難うございます、アメリカのみなさまのお口に合うか心配なのですが、マイクさんのご希望に沿う様に、みんなで一生懸命つくりましたので、お召し上がりください」と、言ってマイクを見た。すかさず、マイクが英語で説明した。

お料理は、和食が多いが中華風のスープや、お肉は臨時食堂の脇に大きなコンロを並べて焼き始め、適当な大きさに切ってお皿に盛って、配り始めた。
大人は、ビールやワイン・日本酒もあるので楽しそう~桧原の養母や和田先生の奥さんたちも、盛り上がっている、小百合ちゃんも成美さん千尋さんも、賑やかにやっている。


(クレマチス)

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桧原家と和田先生にプレゼント

ジェームス大尉涙のスピーチ

マイクが会場を見まわしてから
「ここでジェームス大尉の、コメントを頂きます」と、大尉の顔を見ると、大尉も赤い顔で立とうとしたので
「大尉も、座ったまでお願いします」と言われたが、ほっとした顔で立ち上がった。
「まず、お世話になった皆様にお礼を申し上げます。桧原さんと和田先生に感謝の気持ちをこめて、人命救助の功労賞としてアメリカへの一か月間の往復旅行をプレゼントします、尚これはペアが原則なので奥さんをご同伴下さい」と、言いながらケリーが差し出した、布袋に入った桐箱を2人に渡した。

皆の拍手の中、養父が
「サンキュウ ベリーマッチ セカンド ハネムーン ツー USA」

ジェームスが
「ハピー ツウ ヒアー ザッツ」(それを聞いて嬉しいです)と、喜んでいた。
養母紗智子は、困った顔で養父を見上げていた。

和田先生も
「私も、奥さんを説得して健ちゃんがハイスクールに慣れたころ行きたいと思います、サンキュー ベリー マッチ」と、言って箱を高く上げた。

会場は、大きな拍手につつまれた。

ジェームスの経過報告

機微な内外事情も

ジェームスは、マイクに顔を向けてサインして座り直し
「事故の日、私たちと別れた直後に無線が入り、マイクの行方不明が伝えられ、私もUターンして現場に戻り、捜索隊を3小隊編成し深夜まで待機したが、見つからず翌朝帰隊した」

「後で聞いたのだが、捜索隊の一部が装弾して索敵行動していたことが判明、マイクに銃口を向けて走り回っていたことは、マイクをはじめカルルスの皆さん、強いては日本の国に対しても申し訳ないことをしました」と、頭を深く下げた。

「若し、健太くんの機転が無ければマイクは闇の中で葬られ、本当に行方不明になったでしょう」
「私は、翌朝帰隊後大隊本部に出頭して経過報告しましたが、対応して頂いたのが此処に居られるウエル大佐でした、和田先生の処から電話を貰った時も、ウエル大佐の部屋だったので内密に捜査する方向が決まりました」
「部隊内の事案が、日本国内の報道機関には流れず、いまだに漏れていませんが、明日の朝、登別国立病院の柏木院長にもお礼をして帰ります」ここで、マイクの顔を見て頷いた。マイクはメモして居たらしく、明瞭に通訳した。

「今日、皆さんにお集まりいただいたのは、本来オープンにすべき情報ですが、いま、東京では【アメリカと日本の安全保障条約】のことで、学生と政府が揉めていますから、こんな事がニュースになると、大きな事案になって両国に迷惑が掛かったことでしょう」

「マイクの事故の当事者、下士官は懲戒除隊処分で本国に強制送還、事故に関わった下士官兵士も階級降格で送還、禍根を断ち切りました」

ジェームスは、今にも泣きそうな顔で
「皆様には、迷惑が及ばない様に、最善の手を尽くしましたので、お許しください」と、再び頭を下げた。
マイクも、神妙に通訳して、頭を下げた。

祖父の絶妙なセンス

即興の寿司バーも

会場が、沈んだ雰囲気になったので祖父が立ち上がり
「ジェームス大尉、有難うございました、それとご苦労様でした。カルルスの人たちにも広く知らせずに動いたのですが、当初はすぐに公的機関に報告すべき事案だと気付いたのですが、マイクを探しに来た兵士が装弾した小銃を腰だめで、声高に英語で射殺を前提に歩いていました」

「マイクさんは、友軍に殺されるような悪人にも見えないので、崖の下に収容確保しました」と、英語で話し今度はマイクが日本語に通訳してくれた。

「当時マイクは瀕死の状態でしたが、友軍の接触を嫌ったので和田先生にお願いしたのです、食事や医薬品などで、この岩井さんや一部の旅館の方に無理なお願いをしました」

岩井のお父さんや、板前さん、仲居の人達も、祖父の英語は初めてらしく、驚いた顔を眺めていた。
祖父は
「筋書きとしてはこんな感じです、マイクさんご馳走を頂きましょうか?」と、話を絞めた。みんなも、思い出したように箸を動かし始めた。板前さんが
「お刺身もあるので、寿司を握りますか?」と、声をあげた。

ケリー軍曹が
「おっ お寿司をいただきます!」一番に声を上げて、桧原の姉たちも笑い出した。
ランチタイムは、賑やかに続いた。

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