凶悪な捜索隊と遭遇寸前!難を逃れる

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捜索隊と遭遇せず全員帰還

洞窟で2回目のディナー

担架もほぼ完成、後は担ぎ棒を取り付けるだけに仕上がった。本体を2人で持ち上げ洞窟の回廊を移動を試していた。岩壁の割れ目から顔を出すと、祖父たち食事運搬班が戻り、経過報告をする。担架が洞窟の回廊の幅ぎりぎりで、外のに出るまで担架本体に乗ってもらい、担ぎ棒は外の出てから取付ることを検討していた。待っていた健太が、ランプを点けたがトンネルの入り口付近は暗くて、足元も見えない。

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「健太、ランプを2つ増やしてくれよ」と、指示した。健太が、ランプに火をともしてから、「外に出て明かりが漏れていないか、確認してくれないか」と、近くの若者に指示した。飛び出した若者が、直ぐ戻り

「右側の岩壁の穴から漏れています」と、報告した。祖父は、枯草や苔を掴むと洞窟の明り取りに向かうと、若者も後ろから窓穴を塞ぎ始めた。入り口近くの、若者が外へ出て確認しすぐ戻って「黒い岩壁だけになりました」と、戻ってきた。

すごく連携の良いチームワークで、動きに無駄がない。祖父が、さあ~食べようかと言う声に、みんなはほっと笑顔になった。昼間は、碌なものを食べていないので、旅館で作ってくれた食事にみんなは大感激でよく食べた。マイクも食欲が出てきたが、体はまだ痛いようで左手を使いながら食べている。

若い人たちは無口で機敏に動く

兵隊の看護にもためらわず

食事が終わったところで、マイクの傷や打撲部分を治療することにしたが、若者たちは自然な振る舞いで、お湯沸かしや包帯巻・体拭きなど手を出してくれた。打撲部分の腫れは引かず、熱は残っているし、普通ならウンウン唸ってるだろうに、マイクは泣きごと一つも言わないし、みんなに感謝しているのが分かる。応急処置が終わったところで、現在の事情と経過をみんなに話、予定と奇妙な作戦についてを説明した。

やはり今日一日の体験は理解出来ず、無口だが疑問を持っている様だ。
それに気づいた祖父が、
「何か聞きたい事があったら説明します」と、みんなを見回した。

次々に質問がでた。質疑応答をまとめると
*外人なのに、日本語が上手なの?ーマイクは日系三世で、小さい頃から話していた
*事故の原因は?マイク峠のカーブ曲がり切れずに、岩場に落ちた
*なんで千治と健司が関わっているのか?ー健太が洞窟にいて音を聞いて助けに行った
*なんでジープを隠したりするのか?ーマイクの部下がブレーキに細工をした様なので
大体のところは、祖父とマイクが簡潔に答え、今晩の作戦を話した。

マイクの移動作戦を説明

静かに診療所に入院

マイクの移動は、鉱山道路を温泉街に入るので、温泉が寝静まってから通りたいので、出発は11時くらいで2時間くらいを見込んでいる。
出来るだけ、人に会いたくないし声をかけられたら挨拶し、質問されたら熊の木彫り用の材料を運んでいると、返事をする。これは、祖父が担当するので、担架のつくりもそれらしく丸みを出して、毛布で包み前後を同じ太さに考えてくれた。

マイクの意見を聞いてみると、何もいう事はないのでお任せします、と頭を下げた。
一度も発言しないアイヌ族の若者から発言があった。

「岩壁近く迄捜索隊が来たのが、気になるのですが、夜には来ないだろうか?」と、心配気である。祖父は、昼でさえ入るのに勇気がいるような原生林に、夜来るような勇気はないだろうと言いながら首謀者が、執念深いようなので十分気を配る必要が、夜は大丈夫だろうと説明。

「さっき、原生林で小銃でを撃っていた捜索隊も異常者の部類ですね」と、言うとマイクが、初めて聞いたようで
「小銃でも何でも、銃撃訓練は日本側の出先機関に許可が必要です。ここは戦場では無いので銃の発砲は限定されます。通常は携帯不許可なのですが」と、言いながら
「奴らなら、何をするか分からないので気を付けてください」と、頭を下げた。
「ここで話したことは、一切他言しないこと」と、祖父が念を押し

「これは、ここにいる9名の命が掛かっているので、頼みます」と、頭をさげた。祖父は、「しばらく、私の指示に従ってください』と、又頭を下げた。6人、全員が立ち上がり声を合わして
「よろしくお願いします」と、頭を下げた。
「それでは、出発まで時間があるので、眠れる人は仮眠をとって体を休めてください」
「健太、毛皮と毛布などを出してあげなさい」と、指示をした。
健太も素早く奥の棚から、毛皮の敷物や毛布など出した。若者たちも疲れているのだろう、各々敷物や毛布で寝床を作り横になった。
祖父と健太も、マイクのベットの脇に毛布などを敷きながら、横になった。

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