健太の留学

マイクの退院は明朝

留学の手続きが養子扱いに 養父と祖父の奮闘 健太の留学について、複雑な手続きと語学の研修などが、意外な形で落ち着いた。国籍や、戸籍の問題がネックになって、養父はカルルスと札幌を何度も往復していた。札幌に再就職したが、フルタイムの勤務ではないので都合よく時間が作れた。 此処からは、健太が学校にいっている間に、決まっていたことです。 養父と祖父は、道庁に勤める友人のアドバイスと裁判所の先輩から得た情報を検討し、マイクに面会した。マイクは明日転院することが決まり健太の留学手続きが気になって居たが、そこへ2人が顔を出してくれたので、ホッとした顔で、 「有難うございます」とあいさつした。
健太の留学

「オヤジの家」の機密を伝承

祖父と米軍幹部との交友 国内では禁忌な物品を享受 雪も少ない日曜日、祖父が「オヤジの家」に行くと言うので、健太は桧原の両親に話をし了解を得て一緒に行くことにした。来るたびに洞窟の窓代わりの穴から石や苔を外して、空気を入れ替えてきたが、やはりかび臭い感じがする。洞窟の内側の遮蔽物も取り外し、空気を通るように半日開け放して置いた。  元々、洞窟の前面は開放されていたが、周辺の岩や石を運び重ねて、部屋にしたのでとり除くと、大きな洞窟に細工したのがよく分かる。祖父は、月に2~3回は風を入れていたらしいが、今年はマイクの事件で今日まで2か月以上開けていない。健太は前から見たかった、重い箱も今日は日差しの当たるところまで、引きずり出した。
健太の留学

キャンプスタッフの訪問

規律ある集団は見ていて気持ちがいい その場をくみ取り小声で短く応答 今の会話を、シルビアが逐一報告していたので、大佐も大尉も驚きを隠さず 「院長、私たちは十分時間がありますが、若し救助して頂いた人たちに、会えるのなら合わして頂ければ大変ありがたいのですが」と、大佐が提案してきた。 「用向きが、プライベートの話のようですが、予めお聞きしましょうか?」と、総務部長が話すと 「そうですね、では今わかる範囲でマイクと先生方のお話を聞かせてください」と、院長が仕切る。 「カーク、メモを取っておいてください」 「はいわかりました」と、若い下士官が短く返事する。 「シルビアもお願いしますよ、あ~マイクも居たか」
ヒーロー誕生

札幌の姉妹が戻り賑やかな柔道場

夏休みで札幌の姉妹が道場に 末っ子の小百合ちゃんも参加 札幌の姉妹も夏休みでカルルスに戻り、今日は朝から家族だけの柔道で汗を流した。夏休みで、毎日のように見舞いに行けるのだが、宿題もあるし義理の姉妹たちと、ファミリー稽古にも付き合う日々が続く~ 祖父も、時間を持て余して山菜取りが日課になって居る、週に一度は健太と一緒に見舞いに行くのも楽しみのようだ。祖父は、健太を桧原家に養子に出してから気になるらしく、桧原さんの家に居る方が多い~桧原家でも、人手が足りなく何でも器用にこなす祖父の存在は、大助かりだと歓迎されている。 時々、山菜を届けてくれるし、家の周りが片付き、雑草もきれいに採ってくれるので、業者に頼まずに済むので祖父に頼りきりだ。
健太の留学

健太の留学話決定!

転院が決まり、少し寂しい空気が~ マイクが深刻な顔で切り出した マイクの治療は、カルルスに戻らず国立病院で続けることになった。原生林から救出作業にかかわったカルルスの人たちにとって、少し寂しい気持ちもあるが本格的な設備の整った大病院で一安心。健太は、週に2~3回は見舞いに行く。 マイクにとって、健太は実の弟のような存在で、気持ちが通じる。個室で電話も付いているので、千歳の舞台やロチェスターの両親とも話している様だ。 大腿部のギブスも外され、リハビリに汗を流しているが内臓の打撲部分に不安が残るが、医師の判断と部隊の要望で、一旦千歳に戻り事務系の職務で体調を整える話が進んでいた。 健太も桧原の両親と祖父も同行して、挨拶に行った。