ヒーロー誕生

現地の心情を大事にしたい!

特別室はホテル仕様だ 何か変なにおいがするので、目が覚め健太がキョロキョロしていると 「あら、付添いさんのお目覚めよ~」と、声がして松浦さんが立っていた。消毒の匂いや、病院独特の匂いだ。健太が、びっくりして飛び上がったが、ベットの上なのでひっくり返り、顔だけ向けて 「おはようございます」と、言いながらベットから降りた。松浦さんが、笑いながら 「おはようございます」と、あいさつ。 「ゆうべは大変だったわね、患者さんはとっくに起きていますよ、朝食は、どうしますか?」と、聞く声にマイクが 「健太君、ここで一緒に食べようか?」と、ベッドのサイドテーブル指さした。 「はいっ、お願いします」 「はいわかりました」と、松浦さんが出て行った。
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深夜の国立病院隠密入院

マイクは米国の外交官として入院 名前もクリードに マイクの移動ベットと医師・看護婦は7名も動いているが、一言も話さず整形外科の治療室に飛び込んだ。まさに飛び込むような急ぎ方だ。和田先生も整形外科のスタッフもホッとした面持ちで、 「誰にも会わなくて良かったなあー」と、和田先生が声を出してた。 「とりあえず、この患者さんはアメリカの外交官で、自動車事故で頭部打撲傷記憶喪失と言うことになっている」と、和田先生がマイクを紹介した。 「ここにいることは、しばらく公表できない事情があるので、入院患者や病院スタッフにも、他言しないで治療してください
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真夜中の温泉街でカーチェス

K軍曹尾行車を捲いた マイクの無残な格好に唖然! 祖父は、午後から温泉に戻り、桧原家や好意で協力してくれる旅館に挨拶し、今回の事故なのか、事件なのか分からないが、長引いていることを報告した。 被害者は米軍の将校だが、公にできない事情があるようで、捜索隊の兵隊は不穏なグループで編成されているので、関わらない方が良いようにと伝えた。 その足で、コタンに回りもう一晩救援を依頼した。夕闇が迫ったころK軍曹から電話が入り、「今、登別の海岸から温泉の方にカーブして、200メートル位入った、お店の脇に車を入れて、尾行車をチェックしています」公衆電話が目立つところにあるので、尾行車の確認をして10分くらい経ったので電話したと言う。
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松浦さんのファインプレー

マツウラさん得意の会話で難敵のオペレーターを説き伏せた 「みなさま出しゃばって申し訳ありません」と、頭を下げた。 みんなは、唖然とした顔で松浦さんを眺めていたが、先生は 「君に、このような特技が有ったとは~宝の持ち腐れだな」と、感心していた。「あまりしゃべる機会はありませんが、中学から高校でも近所のアメリカ人のお家族と親しく、奥さんのスクールで学んでいたので、しゃべるのは何とかなります」と、少し照れた。 マイクは驚いた顔で 「ありがとうございます、あの交換手を、ねじ伏せるなんてすご技ですね~」と、感心していた。5分もしないうちにベルが鳴ったので、今度は先生が受話器をとって、松浦さんに渡した。松浦さんは、相手の話しぶりで 「ジェームス?]
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モーニングサービス後の作戦会議

早朝サービスの出前 ホッカホッカのモーニングだ こんな朝早くなんだろうと、松浦さんと健太は顔を身わせて、動けない。 こんな辺鄙で、さみしい原生林の端っこの診療所に何が届いたのだろうと、不安だった。 すると外で 「あぁもう届けてくれたのか~」と、祖父の声がして、続いて先生の声がして 「何を頼んだの?」と、近づく足音。 松浦さんが、ドアのカギを外し外側に開くと、旅館の半纏を着た2人が、岡持ちを両手に下げて待っていた。 そういえば、祖父がカルルスの皆さんに協力を頼んだらしいが、早速届けてくれたようだ。 松浦さんが、 「大変失礼しました、すぐ開けることが出来ずに申し訳ございません」と謝った。 「そうですよねっ、当り前ですよ、こんな朝っぱら