柔道の優勝が別ルートで伝わる

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桧原さんは再就職

娘たちの学業支援で札幌に

湯元の仕事を健太の祖父に代行してもらい、養父は義理の姉妹たちの学業が終わるまで、札幌の銀行警備の仕事に従事している。養父が出勤すると、支店長が「桧原さんは道南のカルルスにも、お家があるんですよね」と、聞いて来た。「はい、代々が温泉を管理していますから、実家は今もあります」

「昨日、本社に顔を出したらカルルス出身の人が、アメリカでヒーローになって居る記事が載ったらしいのですがご存知でしたか?」と、聞いて来た。「さ~存じませんが、名前なんかは分かりませか?小さな集落ですから大体は分かるんですが、評判になるような人は、心当たり有りませんね」「では詳しい事は、後で聞いて見ましょうね」

(あやめ)

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桧原の父は、一瞬健太の事が頭をよぎったが、東京の事務所がは内密にすることを希望しているらしいので、そんな話は無いだろうと気にしないことにした。その頃、カルルスの桧原家で湯元の業務を代行している、健太のお祖父さんに手紙が届いた。千歳の山口 千恵子さんからだが、お祖父さんは面識がないから、何だろうと思いながら封を切ってみた。

なんと、アメリカの新聞に「日本の少年がアメリカの柔道大会で大活躍」と,いう大きな記事が載っていた。英字だがお祖父さんには健太が、北部アメリカの柔道大会で、ジュニアがハイスクールの大会で優勝したという記事がわかった。出身地が、北海道のカルルス温泉で、今年の秋留学したばかりの13歳が、80キロ以上の大柄なアメリカの高校生を投げ飛ばしたように書いてあった。

アメリカのニュース

千歳の山口さん

山口さんは、部隊本部で本国の新聞や雑誌をチェックするので、記事がケンタの事だとすぐ気付いて、複写を取ってお祖父さんに送ってくれたようだ。健太が千歳から離れる前に、連絡先を何か所か書いて置いたのを、山口さんが保管しており、最初に書いてあったのがカルルスの住所なので、送ったようだ。

早速、札幌に電話して養父の桧原さんに話すと、「あっ そうだったのか柔道でヒーローになったのか、実は2~3日前に支店長からカルルスの有名人を知らないかと聞かれたんだが、心当たりありませんと言っちゃたよ」「そうでしたか、マイクさんの事件は内密に処理しましたから、バレナイと思いますが目立つ存在になるかもね」

「むしろ、本社の方が気を使うかもしれないですね」「それにしても、昇段試験も受けていないのに、大会に出すとは基準が甘そうですね、正ちゃんからみて、どんなレベルだったんですか?」「そうですね、最近は体もしっかりできて来たし(受け身)を徹底的にやっていましたから、少々投げられても空中で体を回すくらいはできるので、実戦では簡単に一本は取られ無いでしょうから初段は軽くクリアして、2段も取れるでしょうね」

「家に居ても、良く座禅も組んでいましたが、我が孫にしては出来過ぎの感じでしたが、アメリカで話題になるとは、夢想だにしなかったですね」「千治さんの育て方が、素晴らしい若者を生み出したんでしょうね~」「いや~正ちゃんたちが温かく受け入れてくれたから、素直に大きくなったのでしょうね、有難うございます」
「それは別にして、冬休みには娘たちがカルルスで過ごしたいと言うのだが、私は一応勤めがあるので、一緒には戻れないので、千治さん何とかお願いしたいんだが~」

「はい 大丈夫ですよお部屋は毎日のように開けて、風を入れていますしお風呂もこの間大雨でパイプが外れましたが補修も終わりましたので、毎日勿体ないくらいの湯量が流れていますから」「いろいろ面倒を掛けて申し訳ありませんが、小百合が高校か大学までは、札幌だと思いますので宜しくお願いします」
「分かりました、私としては竹浦にも家がありますが、カルルスの居心地が素晴らしいです」「そう言っていただくと気が楽になります、よろしくお願いします」と、電話を切った。

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