健太の技ありで心証アップ

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五大湖の歴史

個人授業が的中

健太は、アメリカンスクールの初日からフレシキブルに対応したので、不良グーループからも一目置かれ、校内の空気が変わったと言われた。

それは、生徒たちも感じていたが、教師サイドも好印象に受け取っていた。
スクールは学期末で、最終学年の9年生は進級が気になるようで、落ち着きがない。

今日の授業は、一学年下の8年の授業に参加した。やはり少し幼さが残るが、授業の中身もマーサー夫人から学んだ部分より、易しい感じがした。
五大湖の生い立ちの部分では、みんなも興味があるらしく、次々に手を挙げ前に出てみんなにプレゼンする。

健太も指名され、マーサー夫人に教わった氷河期の成り立ちをノート(半分は日本語で入)から説明した。
「北東部の五大湖周辺の地形が、水運による工業化が進み、東海岸の工業地帯と相まってアメリカの発展につながった」
「1959年、カナダとアメリカが共同で掘削したセントローレンス海路の完成で、大西洋からオンタリオ湖まで2万500トンクラスの貨物船が運航できる様になった」

生徒たちは、日本の生徒が英語ですらすらと自分たちの国のの歴史を話すので、びっくりだ。

(あじさい)

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先生も、思わづ拍手しながら
「ベリー グット」と近づいて肩をポンと叩いた。。
「ミスターヒノハラは、予習をしっかり遣っていますね」
「マーサー夫人から、教わりました」
「シニアのレベルですよ」と言いながら、

「ミスターヒノハラは、8月にロチェスターのシニアに進級予定です」と紹介した。
すると生徒たちが一斉に立ち上がり。
「オォー ヒノハラおめでとうございま~す」と、拍手してくれた。

健太も、立ち上がり
「センキュー」と言いながら、みぎひだりに向きを変え頭を下げた。
ここでも、健太の人気が上がり、2週間ほど通学しバスケやアメフトの練習も体験した。

柔道しかやっていない健太は、アメリカの国技のような種目でも、身体能力が高く仲間入りできた。いずれの種目もガードのポジションで、アメリカ人が嫌う接触プレーも苦にしないので重宝がられた

ハイスクールが、夏季休暇になった7月からキャンプで内の個人授業が再開した。
マーサー夫人も、山口先生も一番に驚いたのは、健司の勉学に余裕が出て、落ち着いてきたことだった。
マイクもそのことには気づき、常時英会話のことには拘らず、自由にしていた。
「やはりネイティブに揉まれると、成長が早いわね」と、山口先生が感心し
「ジュニアの校長も(あと2~3年くらい通学して貰ってもいいですよ)と言っていました」とマーサー夫人にもハイスクールから、話があったらしい。

ティータイム

マーサー夫人は永住希望

マイクは
「僕も、もう少し駐留したいのですがここでは役に立たないので~健太君と一緒に、フォート ルイスに戻ります」と、少し寂しそうな顔をした。
「でも、まだ2カ月もあるよ、頑張ろうね」と、山口さんが、雰囲気を変えた。
「うちの話題は、除隊したら日本に永住するか、ダーリンと毎回熱くなるのよ!」マーサー夫人が珍しく話の輪に入った。
「エッ マーサーも本当に日本が好きになったの?」と、山口さんも念を押す。

「日本人が、好きになったのよ。礼儀正しく他人にも優しくて。東京か千葉県か、花が多いでしょう~伊豆の温泉の有る処もいいわねぇ~」と、結構探索している口ぶりだ。
「良いわね~うちのダーリンはまだ現役が残っているので、そのような話にはならないわ」「士官学校の責任年度終了しているわけだから、希望退任は可能のはずだよ」と、マイクが「アッツそうか、除隊も可能性があるのね」と、山口さんも思わず乗り気になってきた。

健太は、大人たちの真剣な話を聞いていて、日本の良さも多いのに驚く。
アメリカ人が見ると、日本は平穏で美しい国らしい。
実際、健太は日本の北のはずれで生まれて育って、本州に行っていないので複雑な心境だ。
いま、マイクの部屋ではコーフィータイムだが、3か月前までカルルスの6年生だった少年が、みんなの話題の中心になっていることさえ、不思議な光景だ。第三者的に話を聞いているが、すごく興味ある話題である。

自分がアメリカに渡ったとき、現地でもこんな殊になるのだろうかと心配も出てきた。
マイクは、西海岸のワシントン州だし、実家は東北部の五大湖沿岸で、健太はまた孤児状態になるのだろうか?いろいろなことが、頭をよぎる。

気落ちした健太を励ます

マーサー夫人はロチェスター勤務経験

次第に、顔がうつむいていたらしく
「あっご免、健太君を置いてけぼりにして~」と、マイクが声を掛ける
「いや~いいです、皆さんの話がすごく参考になりました」
「なんで ミスターヒノハラは軍人でもないし、参考になるような話じゃないでしょ」と、マーサー夫人も、申し訳ないような顔で健太の顔を覗いてきた。

「実は僕、日本の本州にも行ったことが無いので、マーサー夫人が日本に住みたくなるのが理解できないのです」
「そうだったの?そうね修学旅行も中学生にならないと行けないものね」と、山口さんが~
「父が、横浜出身なので生前、行くことを約束していたのですが、鉱山の事故で~」

「そうだったわね~、でも健太君は前向きに考える人だから、大丈夫よ!それと、一足飛びにアメリカ合衆国に行ける中学生は、そうは居ないよ」と、山口さんが励ます。
「そうだよ、ケンタ 合衆国の招待なんて、滅多にないのよ!」と、マーサー夫人も、右手を伸ばして健太の肩を叩いて励ましてくれる。

「マイクの生まれ育ったロチェスターは、学園都市と言われ大学や会社の研究所が多くて、丁度ここと同じような気候で、気に入ると思うよ!」と、マーサー夫人は
「私も7年くらい、ロチェスターのハイスクールに勤めていたから、推薦できるよ」と、今まで話題にしなかった、身の上話にも触れた。

マーサー夫人は、ニューヨーク州の教師だから、ロチェスターも勤務地だったらしい。

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