カルルスの生い立ちを話す

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タダシお父さんもホットする

健太は何でも話せそう

道場の帰り、
「ケンタ君、アメリカの柔道のレベルが分かったようだね」
「はい、やはり日本より厳しさが違いますね」
「次の稽古からマークされるかもしれないが、ケンタ君は基礎が出来ているから安心だよ」

「そうですね、今日は教わるつもりで(乱取り)を始めたのですが、ついムキになちゃって」「いや、勝負だから不利な体勢にならないように、競うのはいいことだと思うよ、僕は柔道は若いとき少しやっただけなので良く分からないんだが、最初の(組み手)と言うのかな、あれで勝負の行方が決まる感じがしたのだが~」

「そうですね、(組み手)が重要な部分ですね、それと(受け身)も大事な技の部分があります、僕はカルルスで稽古するとき、一人稽古が多かったので、2~3時間位(受け身)と(座禅)を続けました」
「義理の姉妹がいるのですが、毎日付き合って呉れませんから、養父がいるときは必ず教えてくるのですが、湯元なので結構忙しい人ですから~」


(梅雨の晴れ間のヒルガオ)

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日系二世の有利さ

健太の能力も大事な要素

「それにしても、小学生であれだけ出来るとは才能があるのだろうな、あぁ~小学生じゃないんだな、いまは立派なジュニア ハイスクール生だね、上級生との英語の会話も違和感なく通じているし、私も日系の人間として誇りに思うよ」

「英語は、前にも話しましたが山口先生が、マイクさんと相談したらしく短期決戦で3か月で会話と筆記が出来るようにお願いしたらしいです、それとマーサー夫人は社会とか歴史とか他の教科を集中的に教えてくれました」

「3か月間、週6日は授業があり、ほとんどが英語を使うことが決まりだったので、お二人のお蔭です、今は凄く感謝しています」
「そうか、三か月集中すれば、ケンタ君のレベルになれんだな、家系なんだろうな」

「特にそのような家系では無いでしょうが、千歳のキャンプではマイクさんの隣に空いた部屋が有ったので特別に借り、授業のない時間もマイクさんと英語を使うことに徹底したので、マイクさんにもご協力頂きました」

「マイクは自分の息子をできるんだから、頑張るのが分かるが、ケンタ君の頑張りも凄いことだよ、僕は父が一世なので英語も日本語も自然に学べたので、語学では苦労しなかったのだが、ケンタ君は英語だけじゃなく、フランス語かロシア語をマスターした方が良いよ」

「えっ ロシヤ語ですか?」
「うん 今はロシヤとは何となくうまくやっているが、いろいろ交渉事が多くなれば語学が堪能な人が必要になると思うよ」

祖父の堅実な教え

日本のネィティブの話しも

「お祖父さんだって、英語の能力があったから今回のマイクの事故を、うまく処理してくれたんだと思うんだ」
「父は私が六歳の頃鉱山の事故で亡くなったので、ほとんどお祖父さんに育てられたのですが、いつも≪体が丈夫であれば何処へ行っても何とか生きてゆけるもんさ≫と、原生林の中を歩くことで、いろいろなことを教わりました」

「父も祖父も、柔道はやって居なかったようですが、身体が大きくしっかり体格です、父は大学時代山岳部でしたが、戦争が激しくなり部活動は出来なかったようです」
「祖父は、若いころは外国船で世界中まわっていたようですが、昭和の初めごろ外国との関係が悪くなり、オランダの会社を辞めて田舎に引っ込んだようです」

「そうか、お祖父さんは船員さんだったのか、昭和の初めでは珍しい就職先を選んだようだね、それで英語を話せるんだね」
「外国語は、英語とポルトガル語を話せるらしいんですが、英語はマイクの事故の時初めて聞きました、顔中髭だらけのお祖父さんが、アメリカの兵隊と会話しているのはおかしかったです」

「お祖父さんは髭を生やしているんだね、一度会いたいですね」
「お祖父さんが、外国に飛び出したのは大きな理由があるようです、僕もそうですが日本では少数民族の(アイヌ民族)なのです、現在は少し見直されていますがお祖父さんが若いころは、居住地区も限定されヤマト(本州の日本人)とは別扱で閉鎖社会だったのです」

「えっアイヌ民族の事は聞いて居たが、日本でそのように差別されるていたとは知らなかったな、教育者として失格だな」
「アメリカの、インディアン政策と同じようなことをやっていたんだ」
「お祖父さんは、部落に残れば家系がリーダー的な家なので、将来は酋長の立場でヤマトとぶつかりながら生きるのが嫌で、最初室蘭の船具会社に丁稚で就職して、体格が良いので2~3年で、ある程度の仕事ができたらしいです」

「そこで外国から入港した貨物船に、品物を届けたのがきっかけだったようです」
「あ~家に着いたよ、続きはキョウコと一緒に聞かせてくれないか」
「はい 分かりました」
家のガレージ前に着くと、クワイツがうれしそうに「ウオーン」と一声吠えた。
夕方も、ケンタと散歩に行くのが習慣なので待って居たらしい。

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